敦の言う通り、

私はその気持ちに

幼い頃から気付いていた。


いつも一緒にいてくれたし、

手を繋いで守ってくれたし、

それに私のベッドに

刻まれた傷が、

それを強く証していた。


それが、幼かった私にとって

どれほど大きなものだったか

計り知れない。


どれだけ不安な気持ちが

救われたか、

どれだけ一緒にいて

楽しくて明るい気持ちに

なれたか。


私は敦を見つめたまま

小さくこくんと頷いた。


すると今度は、

「彩加ちゃん」

とふわりと甘い

優の声が私を呼んだ。