私の知っている敦には、

兄弟なんて1人もいなかったし、

それよりも敦の両親と

血が繋がっていないことに

驚きを隠せない。


だって、いつも

敦を愛しそうにそっと

見守っていたのに。


幸せなとても温かい家庭に

見えていたのに。


「ここじゃ休めないから、

 近くのカフェに入ろう」


優がそう提案すると、

2人が私を両脇から

支えるようにして

カフェへ向かった。


2人のその動きには

全然無駄がない。