この時間を

どうしていたらいいのか

分からず、

ぼうっと上映リストを

眺め続ける。


突然、この場に

1人にさせられると

身の置き方に

困ってしまうではないか。


しかし、敦はものの数分で

私の元へ帰ってきた。


「チケット、ゲット!

 取り合えず、中に入ろうぜ」


自慢げに2枚のチケットを

ひらひらさせて言う敦に

思わず笑いがこみ上げる。


「な、なんで笑うんだよ」


「集めてるカードのプレミアが

 当たった子どもみたいだし」


私の言葉に敦は

顔を真っ赤にして

「うるせー」と噛み付く。


それが余計に面白くて

さらに笑ってしまう。