「よっしゃ、

 女子大生の部屋だー」


無邪気にはしゃぎながら

敦は私の部屋へ

ずんずん入っていく。


その姿はまるで

遊園地に来た子どものようで、

少し可愛くもある。


「そりゃ、私は女子大生よ。

 それが何か?」


「彩加、その言い方はねーだろ。

 もうちょっと可愛げのある

 コト言えよ」


ニタニタと笑う敦は

その勢いを保ったまま

ベッドの上へダイブした。


「ちょっと、そこに行かないでよ。

 せめて床に座って

 ベッドを背もたれくらいに

 して欲しいんだけど」


敦は「あーい」と生返事をしつつ

ベッドの上をコロコロ転がる。


初めてホテルに来た

青年のような姿に、

私は思わず顔を赤らめる。


「ほら、彩加も来いよ」


ベッドに横たわった敦は

スペースを半分残して

私に向かって手招きする。