「うん。変わったよ」


顔も、中身も―――


私の思いなど

知る由もない敦は

さらに気分よくにっこりと笑う。


「だろー。俺は彩加のために

 自分を磨いてんだから。

 それより、おばさんのご飯が

 出来るまで彩加の部屋に

 行きたいんだけど」


「別にここにいたって

 いいじゃない。

 なんでわざわざ私の部屋に

 行かなきゃなんないのよ」


あの頃のままの敦だったら

躊躇なんてしないのだけれど、

今の敦だと、正直、

部屋に通すのを考えてしまう。


こうして話すだけだったら

このままリビングにいても

問題ないのに。