「んー。カテゴリーとしては

 接客業かなー」


少し上目遣いに視線を

向けながら敦がこたえる。


接客業ということは

一般的に言う

サラリーマンではない。


だから今日、

こんな中途半端な時間に

仕事が終わったのに納得出来る。


「じゃ、会社とかに

 行ってるワケじゃないんだ」


「ん、そうだね。

 普通と違って

 不規則なのがツラいトコだね」


“ツラい”と言いつつも

にかっと笑う敦の表情に、

私は苦笑する。


確かに接客業だと

その日によって時間帯も

変わるだろうし、

休める日だって

土日とは限らない。


でも敦の今の笑顔を見る限り、

そこまで大変そうな

印象は受けない。


それよりも心から

楽しんでいるように感じる。