「やっぱ、

 彩加んチは落ち着くわー」


クッキーを噛み砕きながら

敦が言う。


心からそう思っているようで、

敦はすっかり椅子に

寄り掛かって

全身の力が抜けている。


「敦は毎日、

 ウチに来てたからね」


私の言葉に「おう」と

軽く答えると、

コーヒーを口に含む。


なんだ。


同窓会の時感じていた

敦への違和感は、

私の勘違いだったのかもしれない。


今、こうして一緒にいる敦は、

小学生の頃と

あまり変わらないから。