リビングで待っていた母親の

なんとも嬉しそうな声に、

私は自然と笑顔になっていた。


脱ぎっぱなしの敦のスニーカー。


私は玄関にしゃがみ

それをそうっと

手にして揃える。


スニーカーを見つめたまま

ひとつ息を吐いてから、

私も2人の待つ

リビングへと向かった。