幼い2人の

不確かな約束を信じて10年。


22歳を迎えた今、

私は未だにその約束を

胸に毎日を送っている。


こんなこと他人に言ったら、

きっと笑われるだろう。


でも、

そんなこと私には関係ない。


敦とはきっといつか会える、

そう今でも信じ続けているから。


「ごちそうさまでした」


手を合わせてそう言うと、

丼と箸を手にして

キッチンへ向かう。


それらを綺麗に洗うと、

私は玄関脇にある

自分の部屋へ入った。