背の低いうえに、ジャンプ力のない私に、 背の高い裕來の頭には到底届かない。 「取ってみろよ、お・ち・び・ちゃん♪」 子供だ… 「おーい!まだ誰かいるのか!!」 先生だ。 ちっ!といってカバンを返してくれた。 「せんせ。もー帰りますから。」 ほら、行くぞ! といって行ってしまった。