「秘密、バラしてもいいのか? なら、緊急の集会でも」

「いっ、いい、言いますから! 待ってください!」

全校集会で言う気なの?

 ……悪魔だ……。


「3秒しか、待たないからな」

「え、3秒……!?」

「さーん……」

あたしの話なんか全く聞かないで、会長はカウントダウンし始めた。


「にー……」

い、言わなくちゃ……。

でも、……恥ずかしいよー。


「いーち……」

うわ!

終わっちゃう!


「ぜ」

「し、修司先輩……っ」

ゼロと言われる前に、なんとか言うことができた。