~綺姫×美龍総長~

何度も何度も転びながら必死で走り続けた。

まだなにも理解できなかった。

頭が真っ白になった。

あの時のように頭が真っ白でなにも考える事できなかった。

それくらい必死だった。

あの仁がなんで銃でって思った。

走って走っても、その事と無事でいてって事だけしか頭になかった。願ったんだ。

前にお母さんに言われた。

「少しでも神様信じてみればちょっとは願い叶えてくれるかもしんねぇーだろ」

ってだからその少しの希望をもって走り続けた。