私があの夢が前世だって分かった時、真っ先に雨音に伝えた。
それを雨音は真剣に聞いてくれて…涙まで流してくれた。
夢の話を真剣に聞いてくれて、涙まで流してくれて…私は本当にいい兄を持ったな、って思った。
『そろそろ準備しないと…転校初日に学校遅れちゃうよ?』
雨音の声ではっとする。
そうだった…今日新しい学校に行くんだったっけ?
今日は記念すべき…復讐への一歩を踏むというのに、私は完全にうっかりしていた。
まぁ…会えるかが問題なんだけどね。
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