Memory♢私が生まれた理由





一哉side



なんで引きとめたのかはわからない。




でも口が…体が…なぜか彼女を引きとめた。




『えっと・・・?』



案の定、彼女は戸惑っている。



でも引き下がるという選択肢はなく、話しかけようとした。




「名前は!?」



…意味わからない事話かけてしまった。



名前なんてきかなくても知ってる。




彼女は1年生だというのに全学年で隣にいる双子の兄と一緒に噂されているからだ。




‶絶世の美男美女が来た〟って…。