『おーーーーー!!!』




何故か歓声が上がっている。




『まぁ見ての通り美男美女だ!うれしいだろー!』



何が嬉しいのかはわかんないけどとりあえず自己紹介を始める。




「えっと…野木朱音です。○○高校から転校してきました。えっと…仲良くしてくれるとうれしいな。」




『………』



雨音は黙っている。そうとうご立腹のご様子。




「こっちは野木雨音です。名前で分かると思うんですが…私の双子の兄です。」





『…よろしく。』




『じゃあ二人は後ろの空いてる席に座ってー』





先生の言葉で後ろへと向かう。