でもその時、私の頭の中にはある一つの考えが浮かび上がったんだ。
和夏の機嫌を損ねず、且つ合コンに参加しなくても済む正当な理由となるものが。
「ごめん、和夏!
やっぱり合コンには行けないや」
私は残念そうに眉をハの字にして断りを入れる。
「えぇーっ、どうして!?
依茉、午後は空いてるって言ったじゃん!」
和夏は不機嫌そうな顔になってさっきよりも強く私の腕を掴む。
い、痛いっ…!
そう思ったけど私は申し訳無さそうな顔をしてさらっと言った。
「私、彼氏いるから…」
その言葉に、
「ええっ!?」
喫驚した声を上げたのは今度は和夏の方だった。
