緋と微熱と狂想曲【上】





そして悟った。



ペットショップのショーケースや動物園の檻の中にいる動物みたいだ!



って事を。



珍しい物を見るかの様に私の事をじろじろ見ている。



きっと内心では
“何でこんなちんちくりんな女が皐月くんの彼女になれたの!?”

なんて思われているに違い無い。



被害妄想かも知れないけど、私はそう感じた。



私は質問に対して愛想笑いを浮かべていただけで、
答えてくれたのは殆んど協力してくれた皐月くんの方だった。



何か、条件付きとは言え悪い事をさせちゃったなぁ。



皐月くんの貼り付いた様な笑顔を見ながらぼんやりと思った。










『そろそろお開きにしようか』



それからまた一時間経った後、天羽くんがそう言った。