緋と微熱と狂想曲【上】





それにそんな事を言ったらまた繰り返しになっちゃう。



そしたら次はもう合コンの誘い、上手く断れないかも知れない。



今だって結局は断れて無いんだけど。



「依茉ったら隅に置けないんだからー」



和夏は目を丸くして私を見つめ、私はそれに対して乾いた返事を返したのだった。



「はは、は…」



最早、これは苦笑いとも取れないと思う。



それから私と皐月くんはカラオケのフリータイム時間が終わるまで
皆から質問攻めにされた。



途中、皐月くんに聴かせる為か、癸ちゃんや恵ちゃんが歌を歌ったけれど。



それ以外は男子軍団まで興味津々で私と皐月くんの事を見てきた。



剰りにも良く観察されるものだから、
最後の方になると私の顔色は悪く
不機嫌極まり無い状態だった。