緋と微熱と狂想曲【上】





私が皐月くんに好意を持ってしまったのは明らかだった。



『ねぇ、有賀くんは依茉ちゃんの何処が好きなの?』



癸ちゃんが目を輝々させて皐月くんに問う。



「依茉は行動とかいちいち可愛いし、見てて飽きないから好きだな」



皐月くんはそっと私の髪を撫でた。



ドクン、



心臓の音が五月蝿くなる。



『依茉ちゃん愛されてるーっ!』



『良いなぁ』



惚れ惚れとした表情で皐月くんを見る和夏達。



『依茉ちゃんとは週に何回位会ってんの?』



恵ちゃんの質問に、



「今は少ないけど、これから同棲する予定だから毎日会えるね」



皐月くんは爽やかな笑顔を私に向けた。



えええええーっ!?



私は心の中で大発狂。



皐月くん、幾ら何でもそれは言い過ぎだって!