緋と微熱と狂想曲【上】






だけど和夏から出てきた言葉は和夏に似つかわしく無く、
予想もして無かった言葉で私は喫驚の声を洩らしてしまった。



「じゃ、依茉!
今日一緒に合コン行こう!」



満面の笑みでそう言って私の片腕を掴む和夏。



「ええっ!?」



ご、合コンですか…っ!?



あの世間一般に言う男女がカラオケとかで集まって彼氏・彼女を作る目的の為の会…!?

〈これは依茉の中の知識です〉



行きたく無い…。
てか私、彼氏なんて欲しく無いんだよーっ!



「ね、依茉行こうよー。
私友達からも来てって頼まれてるしさー。

一人じゃ心細いしー」



「…和夏、合コン初めてなの?」



「ううん、そんな事は無いよっ!」