『えぇーっ、何それ!
アタシだってこのカラオケに良く来るのに
有賀くんの事見掛けた事無いよー!?』
『アタシもー!
今日初対面なんだけどっ!』
癸ちゃんと恵ちゃんはきゃあきゃあ騒ぎ立てる。
う゛っ、やっぱこの店の前って無理があったかな?
額には冷や汗が浮かぶ。
いやいや、でも出逢い方は置いといて、出逢った場所は此処で間違え無いんだし!
私が堂々としてなくてどうするのっ!
ぷるぷると首を横に振ってグラスの中の烏龍茶を半分まで飲んだ。
「それって、何か運命的な出逢いだよねー」
和夏がふぅ、と息をついて皐月くんの事を見つめる。
「え…?」
私は和夏に視線を向ける。
