怖い要求されたらどうしよう。
“珈琲以外奢らなくて良いから現金よこせ!”とか。
皐、皐月くんはそんな人じゃ無いと思うけど…。
「条件は、」
「条件は──?」
ドクン、ドクン、
心臓が騒ぎ出す。
「条件は、合コンが終わってから言う」
皐月くんは小さく笑った。
「へ…?」
その言葉に私は拍子抜け。
「大丈夫、そんなに怖がらなくても。
嫌な要求はしないから」
皐月くんはそう言うと席を立った。
「ほら、早く依茉も立って。
合コンに行かないといけないんだろ?」
皐月くんの優しい言葉に、
「うん…!」
私も釣られて笑顔になって伝票を持ち、席を立った──。
