和夏以外の人達は初対面なのに待たせてしまってるし…
今から行ってどうやって謝れば良いか分からないよ!
「か、彼氏がね…
ちょっと遅れるって言うから──」
ああ、また私の嘘付き…っ!
しどろもどろのその場しのぎ。
それでもそう言うと、電話の向こうの和夏の声はさっきより幾分落ち着いた様だった。
『何だ、それならそうと連絡入れてよね~!
皆心配してるんだからっ!』
「うん、ごめんねっ…」
『じゃあ私、先に中入っとくから依茉は彼氏さんと入って来て!
部屋は17号室だから』
「…うん、分かった。
ごめんね、有り難う」
ピッ、
和夏との会話が終わり携帯のパワーボタンを押した。
