「だって、人間に見え──」
そう言い掛けた時だった。
『お待たせ致しました!
此方、珈琲とメロンソーダになります』
ウェイターさんが私達のテーブルに来て、珈琲を皐月くんの前に。
メロンソーダを私の前に置いた。
『御ゆっくりどうぞ』
ウェイターさんはにこやかにそう告げると伝票をテーブルに置いて他のお客さんのテーブルへ行ってしまった。
「……。」
「……。」
妙な沈黙が流れる。
気、気まずいっ…!
私は額に冷や汗が滲み出るのを感じた。
先に沈黙を破ったのは皐月くんの方。
「取り敢えず、飲もうか」
そう言って珈琲が入ったカップに手を付けた。
「うん…」
私もメロンソーダのグラスを握る。
