そして私は今でもあの日の事を後悔している。 あの日、あんな事をお願いしなければ。 契約なんて結ばれなければ、こんな事にはならなかったのに。 ううん、それ以前の問題だ。 あの日、あの場所、あのタイミングで街角で彼に出逢わなければ こんなに苦しくて悲しくて辛い思いはしなかったのに。 私はバカだ。 「…無視すんなよ」 彼は激しいキスの後、唇を手の甲で拭って私の事を睨み付けた。