黒くて艷のある髪、白い肌に切れ長の瞳、睫毛なんて女の私よりも長くて、鼻筋も綺麗。
格好良い人や綺麗な人は沢山テレビでも見ているけど、皐月くん程の美少年は見た事が無かった。
…何か、同じ人間じゃ無いみたい。
「依茉?」
じっと顔を見つめている私を不審に思ったのか、皐月くんはもう一度私の名前を呼んだ。
その声にはっ、とする。
「な、何!?
皐月くん…!!」
慌てて返事をする。
「俺の顔、見過ぎ」
皐月くんはまたクスクス笑った。
「だ、だって…っ!」
私は見ていた事を皐月くんに自覚されていた事に気付き、
恥ずかしい気持ちが沸々と湧き上がってきて身体全体が茹で蛸状態になっていくのを感じた。
