怖いの、謎の多過ぎる貴方が。
“普通の人”では無い貴方が。
必死に首を振る私に皐月くんはクスッと笑う。
「大丈夫だって、依茉は極上の餌だから…
大事に大事に、お姫様みたいに扱うから」
耳元で囁かれるだけで背筋が粟立つ。
ゾクゾクと身体の芯が熱くなる。
どうして?
こんなの可笑しいのに…。
「痛め付けたく無いから、大人しくしてね?」
甘い言葉と天秤に載せられる脅し文句。
瞬間、私は抵抗権すら与えられない無力な女に成り下がる。
ソファーに横になったまま、固まって震える事しか出来無い私に皐月くんは艶やかな笑みを浮かべて“食事”を始める。
――ここからが本当の快楽地獄の始まりだった。
