有賀さんは笑うのをやめて、
「18だよ」
そう、答えた。
18…?
18歳って…
「ええええっ!?」
私はそれを聞いてまたしても悲鳴に近い声を上げてしまった。
「な、何!?」
“急にどうしたの!?”と有賀さんは困惑の表情になった。
「有賀さんって私と同じ歳…!?」
目を見開いたまま、有賀さんを見ると。
「え、依茉ちゃんって18なの!?」
有賀さんも少し驚いた顔になった。
「ごめん、依茉ちゃんって16歳位に思ってた!」
有賀さんはさらっとそんな事を言う。
悪気は無いんだろうけど。
同じ歳として…
“言うな、コイツ…!”そう思った。