問い掛ける疑問符だけが巡る。
けれど、
「それが、何?」
愚問だとでも言う様に挑発的な口調。
それが私の中の皐月くんと言う存在を粉々に破壊させた。
それが、何、って…
「何で“やめて”って言われてそれを俺が聞かなきゃいけない?
筋合い無いだろ」
――そうか。
今、苑朶さんの言った事、遥加さんが言った事がやっと理解出来たのかも知れない。
皐月くんは女の人を…
端から人間として見ていない。
対象を“餌”としか見ていない。
元から私達と対等だと思って無い。
弱者に対して同情の感情なんて、持ち合わせて無いんだ。
「…ここまでしたら可哀相だとか、思わないの?」
