出逢ってまだ二日しか経っていないけど、そう思う。
餌に対しての私への気配りとか…
見ている限り蔑ろに扱われているとは到底思えなかった。
「へぇ、皐月の事随分買い被るんだね?」
苑朶さんはじろじろと私を舐めまわす様にして見た。
「まぁ、“気持ち”を気付かれない様にしなね。
それからの皐月の行動に傷付くのは依茉ちゃんだし」
……。
「大丈夫です」
断言出来た。
そんな事無いから。
多少傷付いても平気。
元から相対出来る関係だなんて思ってない。
皐月くんに捨てられたら私はすっぱり記憶を失って第二の人生をスタートする事が出来るし、
彼も後腐れ無く新しい餌となる女の子を探す。
ただ、それだけ。
