「あ、あの…っ」
“何か勘違いしてませんか?”
私がそう問い掛けるよりも早くおじさんは言った。
「皆まで言わずとも分かる。
だがお嬢ちゃん、これは法律で決まっている事なんだよ」
おじさんは一人でに酔っているのか、うんうんと腕組みをしながら頷いている。
こ、これはっ…
完全に勘違いされているっ!
根拠は無くとも、そう感じ取った私は何だか目眩を起こしそうになった。
もし私の予想が当たっていたとしたら、おじさんは何て失礼な人なのだろう。
そ し て !
勘違いも甚だしいわ、バカ野郎!
と喝でも入れてやりたい位だわ。
そう思った。
「…おじさん、何か勘違いしてますよねぇ」
私は口元をひくひくと痙攣させながらも笑顔を努める。
