それ以上に、そのキーワードだけで皐月くんの事だと突き止めた和夏が凄い。
「良く分かったね?」
そう言って和夏の顔を見ると、
「当たり前じゃん!
あんなに格好良い人滅多にいないよ!」
和夏は目を輝々させた。
「依茉の彼氏じゃ無かったら狙ってた所だよっ!」
「はは、は」
さいですか。
どうぞ御自由に狙ってください、そして私を奴の魔の手から解放してください。
そう言いたい所だけど幾ら何でも友達を吸血鬼の餌に捧げる訳にはいかない。
「同棲するって言ってたし、本当ラブラブだねー」
「そんなんじゃ無いよ」
和夏の囃しにそう答えるのが精一杯。
真実を知っているのが私だけって言う事がこんなに疲れるなんて思わなかったや…。
