「何、笑ってんの」
「別にー?」
不機嫌そうな顔になる皐月くんを見ると可笑しくて堪らない。
餌の健康管理、って…
皐月くん、私の親みたいだよ。
「さっさと行くよ」
既に靴を履いている皐月くんは玄関のドアに手を掛ける。
「わ、わっ…待ってっ!」
私も急いで白のミュールを履いた。
「お子様がそんな靴履いて大丈夫なの?」
「それってどう言う意味よっ!」
「いや、転けるんじゃ無いかって。
そのままの意味だけど」
「失礼ねっ!
大学生にもなって転ける訳無いでしょーっ!」
「さぁ、どうだか?」
不敵に笑う皐月くんをキッと睨み付けながら外に出てドアの鍵を閉めた。
そう言えば、皐月くんはこれから何処に行くんだろ…?
