今一度、鏡で姿を確認する。
今日はピンクの小花柄のチュニックにミニズボン。
ラフなスタイルだ。
良しっ、準備完了っ!
私は鞄を肩に掛けると部屋を後にして
皐月くんの待つ玄関へと向かった。
「皐月くんお待たせっ!」
「遅い、何分待たせる気だ」
皐月くんは腕を組みながら苛々と足踏みをしていた。
黒いシャツに深いグレーのジーンズ。
さっきはまじまじと見つめてる余裕は無かったけど。
今、じっくりと見つめると似合い過ぎっ…!
改めて格好良い人なのだと自覚する。
「何か苛々する」
「へ?」
苛々するって、何が…?
そう聞こうとする前に、私は皐月くんに塞がれてしまった。
まるで獲物に噛み付くかの様に、唇を。
