「そう言うの、らしくてさ」
らしくて、って?
不思議そうな顔をするアタシの表情を見て皐月くんは苦笑した。
「つまり、依茉らしくて可愛いって事」
「っ、」
ぼぼっ、と顔が真っ赤に染まる。
鏡なんて見なくても分かる。
頬が、熱い。
「可愛いー」
皐月くんはそんなアタシをからかうかの様にクスクス笑った。
「も、もうっ…!」
そんな事、本気で思ってる訳じゃ無いくせにっ…!
皐月くんは口が上手い。
どうすれば私が…
人間の女の子が喜ぶか知ってるんだ。
くそー、悔しいっ!
照れ隠しにハムエッグをがぶっと口に放り込んだ。
もぐもぐと良く噛み締める。
