「良い餌にありつくには、環境からって言うしな。
お前にはいつでも健康な状態でいて貰わなくちゃ困る」
「……。」
「不健康な生活をしていると血の質が落ちる。
不味い血は飲みたく無いからね」
「…そう」
そんな事まで、徹底するんだね。
「分かったら、早く食べなよ。
安心して、朝は吸わないから」
「…分かった」
私はそう答えると席に着いた。
焼きたてのトーストの香ばしい匂いが鼻を突く。
「戴きます」
私は手を合わせて皐月くんの作った御飯に口を付けた。
皐月くんも私の向かい側の席に座って御飯を食べ始める。
その姿をトーストにかじり付きながら
ぼんやりと眺めていた。
何だか、不思議な感じ。
