「ねぇ、皐月くん…
まさかこれ食べたからって
血を吸わせろなんて言わないよね…?」
努めて笑顔で聞いてみる。
だけど、
「は?
お前何言ってんの?
そんな事言わないし」
「で、ですよねー」
ほ、良かったぁ。
そう安心したのも束の間。
「わざわざ、血を吸うのに依茉の了解なんて得る訳無いだろ」
皐月くんは鼻で笑った。
は、い…?
私の笑顔は瞬時に凍り付く。
「お前、バカ?
普通餌に
“今から食べて良い?”
なんて聞かないだろ」
!!
そ、それは確かにそうだけどっ!
私って、やっぱり皐月くんにとって餌なんだ…。
現実が伸し掛かってくる。
分かってはいるけど、面と向かって言われるのはやっぱりキツい。
