何処に行ったんだろ?



そう思った私はベッドから降りて皐月くんの姿を探す事にした。



服がハンガーに掛けてあるんだから家の中にはいるんだろうけど…



ちょっと待ってよ?



そしたら皐月くんは今、どんな格好をしているの!?



思わず想像してしまって、ぼぼぼっと顔が熱くなる。



落ち着け、私!



顔の火照りを抑えようと両頬に手を当てた時だった。



ガチャッ、



いきなり部屋のドアが開いて。



「きゃあ」



その場で跳び上がってしまった。



其処には、



「皐月くん!?」



怪訝な顔をした皐月くんが立っていた。



皐月くんはちゃんと服を着ていた。