「…かと言って、いつまでも親の脛かじってる訳にもいかないしなぁ」



私はそう呟くと机に突っ伏していた上半身を起こし、席を立ってスケジュール帳を鞄の中にしまった。



取り敢えず今はそんな事を考えていられない。



何しろ和夏の脳内には今、私の架空の彼氏が存在している事になっているんだから。



それを合コンの時間までに何とかしなくちゃ!



私は鞄を肩に掛けると早足で教室を立ち去った──。



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それから家に着いて今に至る。



さっき来た和夏からのメールにはこう書かれていた。



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TO:依茉

合コンは3時から。
依茉の自慢の彼氏も
来るから楽しみにして
てね!って
皆に言っといたよ!

FROM:和夏
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