とは言え、やっぱり一緒に寝るのは危険な気がするし…
ゆっくりと体を起こしてベッドから抜け出そうと試みる、が。
ぐいっ、
瞬間、皐月くんに右腕を引っ張られた。
「きゃ…」
瞬く間にベッドの上に引き戻される。
「何すんっ…」
“の”を口にする前に我が儘な皐月くんの言葉。
「俺から逃げれると思ってんの?」
「そ、そんな事…
皐月くんが“床で寝ても良い”って言ったんじゃない」
皐月くんと隣で寝るなんて無理。
気が付いたら血を吸われてて干からびてた、なんて事になってしまったら話にならない。
冗談じゃ無い、私の人生はまだまだこれからなのに。
この男、皐月くんなんかに人生壊されて堪りますか!
