「うぅっ…」
思わず感情的になって涙ぐむ私を皐月くんは理解出来ないと言う顔で見つめた後、左手で片目を擦った。
「…眠いな」
あっ、そう言えば…。
その呟きを聞いてはっとした私は、涙を拭って壁に掛かる時計に目をやった。
今は4時17分。
話をしている間にこんなにも時間が経ってしまったんだ。
「皐月くん、泊まってく?」
流石にこの時間に“帰って”なんて言える訳も無く。
恐る恐る気遣いながら声を掛けてみた。
それなのに。
「泊まってくんじゃ無くて、これから此処に住むの」
えっ…!?
返ってきたのは衝撃の一言。
「住むって本気で言ってるの!?」
「皆の前で、そう言ったろ?」
あれ、本気だったんだ…!
