「それに、吸血鬼の子供は人間の女の身体を借りて生まれるもんだから
父親は吸血鬼だけど、母親は人間って事になる」
!!
母親は、人間…?
「それって、吸血鬼が人間を好きになったって事?」
「まさか」
皐月くんは呆れた顔になる。
「俺達が人間を好きになるなんて有り得無い。
自分の事以外、どうでも良いよ」
「っ、」
そう言った皐月くんの目は、綺麗なのにとても冷たくて。
私は無意識の内に凍っていくのを感じた。
「セックスにも結婚にも愛なんてものは無い。
ただ血が途絶えない様に繁殖させて行く為だけの行為。
そもそも、俺達には愛なんて感情は無いんだよ」
