もし、そんな人が近くにいたらやっぱり怖いもん。
和夏だったり、とか考えるのも嫌だ。
どうかそんな事は無い様にと私は布団を掴む手に力を込めた。
「吸血鬼で女はいないよ」
皐月くんはけろっとして答える。
「そうなの!?」
「ああ、吸血鬼は生命力が強くなくちゃいけないから99%で男が生まれて来るんだ」
「じゃあ、もしその1%だった時は?」
99%の確率が男で1%違うって言うなら、それは女って事だよね?
「女だった場合は幼児期の内に何らかの形で亡くなる。
抗体性が体内に備わって無いから、風邪とか
ちょっとした事であっさり死んでしまうんだ」
皐月くんは淡々と続ける。
