緋と微熱と狂想曲【上】





「殺した後の死体とかってどうするの…?」



「さぁ?
適当に隠すんじゃ無い?」



「見付かったら?」



「よく見付かってんじゃん」



「えっ!?」



「ほら、たまにニュースでやってんじゃん。

森の中で土の下から白骨死体が見付かったりするだろ?

あれは結構、吸血鬼の仕業だったりする事が多い」



「そうなの?」



「血さえ抜けば、身体は水分を無くして干からびるし腐食も早いからな」



「はは、は」



さいですか。



「その場合、犯人は吸血鬼だって分かるの?」



「いや、捕まる時は普通の人間として捕まる。

吸血鬼は異性の血しか吸えないから、尋問される警察官を襲って逃げるなんて事は出来無い訳だ。

…警察官って男が多いし」