緋と微熱と狂想曲【上】





「取り外すのは一瞬の事だから、気付かない人間が多いな」



「そうなんだ…」



早く私の事も飽きて取り外してくれれば良いのに…。

そして忘れたい、自分の侵されている状況も。


なんて簡単には行かないだろうなぁ。



溜め息を吐きそうになった口を思わず両手で押さえる。



と、そこで衝撃の一言。



「まあ、血を啜り取ってそのまま死に至らしめてから
他の餌探す奴もいるけど」



……。



………。



…………え?



ええええっ!?



私は心の中で絶叫した。



「こ、殺しちゃうの…!?」



「んー、まあそう言う事になるね」



皐月くんは至って暢気だ。



いやいやいや、犯罪だよね、それ!