「お前、思った事が顔に出過ぎなんだよ。
見ただけで誰でも分かるっつーの」
皐月くんは私の顔を見て嘲るかの様に笑った。
…そんなに顔に出るもんなのかなぁ?
ぺちぺちと自分の頬を叩いてみる。
まあ、そんな事をしてみたって別に表情は変わらない事位分かってるんだけど。
「皐月くん、色々聞いても良い?」
私は皐月くんの目を真っ直ぐに見つめた。
「…何を?」
皐月くんはそんな私を怪訝そうな顔で見る。
「その…
吸血鬼、について」
私には知る必要があると思う。
一度、血を吸われた所謂“被害者”なんだから。
「知った所でどうするの?
弱点なんか何も無いよ」
皐月くんは私が仇を探そうとしていると思っているみたいだ。
