もっと…もっと…





『血水ノ洞窟

少女ハ逃ゲル…暗闇ノ中。

少女ハ振リ向ク…鬼ノ足音ニ。

少女ハ泣ク…突キ刺サル痛ミニ。

少女ハ待ツ…血溜マリノ中ヲ。
バラバラノ身デ』



「ねぇ、これペンキよね?」


真っ赤な字で書かれた案内板を優奈は指差す。


「当たり前だろう。他に何があるんだよ?」


ペンキ…そうだ。
そうに決まってる。


それにしても……



「これちょっと変じゃないか?」
「本当、赤のペンキで書くなんて悪趣味ね。」
「いや、そうじゃなくて…」