もっと…もっと…



「また分かれ道…これで何本目だろ?」


俺は迷うことなく右へ進む。


分かれ道に当たる度に聞こえた優奈からの反論がない。


変わりに繋いでいた手がガタガタと震えだした。



「優奈?」
「い……や…」



小さな声さえ震えていた。



「どうした?」
「見てる……ずっと見られてる」