先輩なんて知りません!!

そういえばあの時会った男の子はどうなったんだろう。あたしと同じように入学してたらいいんだけど…


ムカつく人だったけど悪い人じゃないと思うんだよね。


少し前の事を思い出しながらも一本の桜の木に近づく。
あの時は葉っぱしかなかった木には桜が咲いていた。


「うわー。きれい」


満開になった桜の木を見上げながらもそう呟くしかなかった。


「……せぇ。誰だよ? 俺の…を妨げる奴は」


するとどこからか不機嫌そうな声がした。