えーっと…
このお姉さんは誰?
急に現れた人物に驚きながら先輩の背中に隠れる。
ついでに先輩のTシャツの裾をキュッと引っ張ると綺麗なお姉さんは、
「キャー。可愛い!何この小動物みたいな子は!今すぐ連れ去りたいんだけど!!」
興奮したように早口でまくし立てた。
それが怖くて先輩の背中に隠れながら、
「先輩。あの人誰なんですか?」
小声で先輩に尋ねた。
チラッとお姉さんを見ると目をキラキラさせながら綺麗な笑みを浮かべる。
「あの人は俺の2番目の姉で名前は美耶ってんだ」
へぇー。そうなんだ。先輩のお姉さんなんだ。
ん?先輩のお姉さん?
「えっ?先輩とお姉さんが姉弟って…お姉さんは金髪じゃないじゃないですか!」
先輩の髪と目の前のお姉さんの髪の色を見比べると先輩はキラキラと太陽の光を浴びる金髪でお姉さんは暗めの茶色だ。
「お前の判断基準はそこか!俺は金髪に染めてるだけだ!」
「あれ?先輩は髪を染めてたんですね。綺麗だったからてっきり地毛なのかと思ってました」
「お前のその発言は天然?それとも計算?」
「?
あたし、何か変なこと言いました?」
「いや。何でもない…」
そういうと先輩はプイッと顔を背けてしまった。
先輩ってすぐに機嫌悪くなるよね。


